3分でわかる”こじょうけん”丨子どもの権利条約とは

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子どもとおとなの
パートナーシップ社会実現をめざす

子ども差別、体罰、虐待など子どもの人権が侵害される厳しい状況が続いています。私たちは子どもの人権保障に取り組み、反差別、反戦・平和、子どもとおとなのパートナーシップ社会の実現にむけて活動する公益社団法人です。

子どもの権利条約について

1989年第44回国連総会において採択された、「子どもの権利条約」の理念と規定を踏まえて活動しています。
日本はこの条約を1994年に批准(同意)しました。
「子どもの権利条約」は、子どもも独立した人格と尊厳を持ち、権利を享有し行使する主体であるとしています。

条約は、あらゆる差別の禁止(2条)、子どもの最善の利益確保(3条)、生命・生存・発達への権利(6条)、子どもの意見表明の尊重(第12条)を一般原則にしています。
そのうえで、表現の自由・プライバシーの保護などの市民的権利、子どものケアや家庭環境にかかわる権利、教育や福祉の権利、法に抵触した子どもの権利、難民・先住民の子どもや障害のある子どもの権利など、子どもが一人の人間として成長・自立していくうえで必要な権利をほとんど規定しています。([逐条解説]子どもの権利条約 日本評論社より)

こじょうけんの取り組み

私たちは、保育や相談・救済の場で子どもに出会い、子どもとともに「子どもの権利条約」を活用し、子どもの人権保障に取り組んでいます。
そして、子どもの人権についての研究や学び合う研修の場を開いています。

  • 保育

    保育所の運営(はらっぱ舎AIAI・はらっぱ舎)や、講座・イベント中の保育を担う保育部ももぐみなどを通して、子どもの人権を大切にした保育を実践しています。

    保育

  • 相談

    子ども情報研究センターでは、子どもの権利侵害や家庭に関する悩みを相談できる電話窓口を複数設けています。子どもも親も、まわりのおとなも、だれでもご相談ください。

    相談事業について

  • 研修

    人権保育教育・反差別について学びあう人権保育教育連続講座や、保育部ももぐみ、つどいの広場、相談室などのスタッフ養成講座を開催しています。

    研修事業について

  • 研究・出版

    子どもの人権に関する研究をさまざまな視点から行っています。そして、研究によって得た学びは、出版物として広く社会へ発信しています。

    研究・出版事業について

  • その他

    行政から委託を受けた電話相談の夜間・休日対応や虐待をしてしまう親の回復プログラム、保育や子どもの権利をテーマにした講師派遣を行っています。

    その他の事業について

子どもの権利の実現に向けて

子どもの権利条約の父と言われるヤヌシュ・コルチャックが次のような言葉を残しています。

“ 子どもはだんだんと人間になるのではなく、すでに人間である ”

by ヤヌシュ・コルチャック

この言葉どおり、子どもは今を生きる主体です。
私たちは子どもの力を信じ、子どもとともにこの社会を差別のない、平和なものにするべく努力していきたいと活動しています。
私たちの力はこの社会の中ではとても小さいです。みなさんのご支援が必要です。
子どもの権利の実現に向けてともに活動しませんか。

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