電話をかけてくれたあなたと、
ともに歩みたい
子どものこと、家庭のこと、自分自身のこと、どんなことでも話せる電話です。研修を積んだ市民スタッフがあなたの声を聴きます。
少子化や児童虐待等が社会問題化するなかで、子育て支援がにわかに脚光をあびてきています。けれども、私たちは、自分自身の課題として「子育て支援」(子育ての協働化)に取り組んできました。母親である「わたし」もその他の「わたし」も含めてまるごとの自分自身を大事にしたい。自分の人生を誰かに決めつけられたり、抑えつけられたりしたくはないのです。「わたし」の人生の主人公は「わたし」であることを認めてほしいし、同時に、子どもや夫も自分の人生の主人公であってほしい。
こうした自分への自信・納得は、自分を受け入れ、わからないとき、助けてほしいときに支えてくれる関係・つながりがあってはじめて湧いてくるものだと思います。「ファミリー子育て何でもダイヤル」はそんなつながりのひとつでありたいのです。
電話をかけてきてくださる方々といっしょに考え込み、泣き、笑う関係を通して、受話器の向こう側で、少しほっとした気配、少し元気が出た気配が感じられると、私たちもほっとし、元気になるのです。
受話器の向こう側の人生にふれること、それは私たちにとっても大切な出会いであり、お互いの生活を切り拓いていく力になりあえたらと願っています。
最初のひとこと「はい、ファミリー子育て何でもダイヤルです」に、あなたとの出会いを大切にしたいという気持ちをこめて。
(はらっぱ叢書2『あなたの声が聴きたくて』(子ども情報研究センター編著 明石書店より)
受付:水曜日(祝日・年末年始は休み)10時30分~20時