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  • 2020.01.15 お知らせ #事務局 #PICKUP

    年頭所感 代表理事森山康浩

2020年 新年あけましておめでとうございます。

2019年は子どもの権利条約国連採択30年、日本批准25年の節目の年でした。子ども情報研究センターも記念企画を開催したり機関誌『はらっぱ』で特集を組んだりしてきました。

昨年は、甚大な台風被害の連続、アフガニスタンで中村哲さんが殺害される、沖縄の首里城焼失など暗い出来事が続き心が痛みました。でも希望を見いだせることもありました。

̏障害者̋が国会進出

1つめは、重度障害者の舩後靖彦さんと木村英子さん(れいわ新選組)が先の参議院選挙で当選したことです。舩後議員は国会で初質問後に「障害者の社会参加にはたくさんのバリアーがある。今日の前向きな答弁を聞き、見通しが明るい感じがした」と語っていました。

̏醜い男社会̋を正す勇気ある告発

2つめは、伊藤詩織さんが元TBS記者からの性暴力民事訴訟で勝訴したことです。「被害者が泣き寝入りせざるをえない日本の司法のシステムや捜査方法、被害者に不寛容な社会のあり方を改善したい」と訴えていました。日本の̏醜い男社会̋を正す勇気ある告発でした。安倍首相は̏女性が輝く社会̋を唱えていますが、2019世界経済フォーラム(WEF)の調査では、ジェンダー格差(経済的参加度及び機会・教育達成度・健康と生存・政治的エンパワーメント)が世界151ヶ国中121位で過去最低でした。政治頼みだけに期待できないのが実態です。

鈍いおとなたちへ抗議と告発の行動

3つめは、スウェーデンのグレタ・トゥ―ンベリさん(16歳)が気候変動問題について動きの鈍いおとなたちへの抗議と告発の行動です。(『はらっぱ』NO.391参照)特に自国ファースト・経済優先の政治家たちに対する鋭い言葉と、口先だけのごまかしを見抜く眼力は確かなもので、世界中の多くの若者が共感し呼応しています。グレタさんのような若者が現れたのは、子どもの権利条約批准後30年の歴史のなかで、心あるおとなたちと国々が条約の意義を生かす取り組みを重ね、多くの子どもたちが理解し自らの生き方に反映しつつあることの表れでしょう。

子ども情報研究センターは、まだまだ遅れをとっている日本で̏子どもの最善の利益̋のために、今年も活動を続けます。

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