はらっぱ2021年9月号 特集:『今、大阪から発信する』

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  • 2021.09.24 はらっぱ #はらっぱ #PICKUP

    はらっぱ2021年9月号 特集:『今、大阪から発信する』

特集:今、大阪から発信する

◆これからの街づくりで大切なこと~釜ヶ崎からこそ見える~/生田武志

◆公教育をわたしたちの手に取り戻す闘いを!~学ぶ権利の主体は子ども~/久保 敬

◆今ここで生きることを楽しむ放課後/渡邊充佳
◆つながりあってつくる わたしたちのまちの医療/永久教子
◆差別を乗り越え、道を切り拓いていく/友永健吾


 

 

 「改革!」「無駄を省く仕分けを!」「競争で活性化!」の号令に、
この10年余り、大阪は大きく変貌してきた。「効率」の名のもとで切
り縮められた数多くの「公」の施設。「優遇、特権」とレッテルを貼
られて労働者としての権利を奪われる公務員。首長の意思決定が役所
内の議論を飛び越してメディアを通して職員に伝えられるいびつさ。
 新型コロナ感染拡大のなかで、大阪の医療のひっ迫が露呈すること
となった。国の保健所統廃合計画を率先して進めてきた大阪市は各区
にあった保健所を1施設に統合した。大阪府保健所も半減した。加え
て、不採算事業だと公立病院の統廃合や職員削減が進められてきた。
感染しても入院もできず、重症になっても救急車でたらい回しにされ
るという状況は「改革!」政策によりつくりだされてきたのではないか。
どちらに向かって「改革」するかが重要だ。
 子どもをとりまく状況も過酷さを増している。「競争」の名のもと
で格付けされ選別されていく子どもたち、疲弊する教職員。保育や教
育の「商品化」がどんどん進み、親の財力に応じて売買されていく。
 数字的な成果がすぐに現れず、不採算だ、無駄だと切り捨てられて
きたことの中に失ってはならないことがある。奪い尽くそうとしても
奪い尽くせない人間の尊厳と誇りがあり、一人ひとりの市民が動き、
つながる。こうした大阪の状況は日本のひとつの縮図だと考え、釜ヶ
崎、教育、障害児福祉、医療、部落解放運動、の現場からの発信を届
けたい。                       (田中文子)



「子ども」から読む現代史(2p)

連載第2回 独断と偏見/藤原辰史

保育の根っこ(30p)

連載第10回 はらっぱ舎に100冊の絵本、届きました。/チームはらっぱ

子どもの現場から(34p)

「子どもの権利条約フォーラム2021inかわさき」に込めた子どもたちの思い/前川友太

政策を読む(38p)

スポーツ教育の現状と課題~競争原理から協働原理へ/岡崎 勝

世界の子ども事情(42p)

微笑みの国のマイノリティ~タイの中の少数民族の子ども/川村暁雄

教育は今(46p)

連載第2回 学校の教育課程と教育の地方自治/吉永省三

日常のメディアを読み解く(50p)

連載第9回「 いのち」と交換された東京大会/西村寿子

政治の原則は“こどもをまもる”(54p)

連載第5回 牧場の暮らし/安冨 歩



書評(60p)

クリッピングジャーナル(62p)

編集室(64P)

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