『はらっぱ』2025年9月号特集:平和を祈念するひとつの視座~日本と朝鮮を結ぶ~

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  • 2025.09.19 はらっぱ #はらっぱ #PICKUP

    『はらっぱ』2025年9月号特集:平和を祈念するひとつの視座~日本と朝鮮を結ぶ~

『はらっぱ』2025年9月号ができました!

特集:平和を祈念するひとつの視座~日本と朝鮮を結ぶ~

歴史をつくるのは民衆/康 宗憲

2025年5月31日 日韓平和連帯学習会講演録

Ⅰ 民主主義とファシズム

Ⅱ 韓国社会の諸矛盾と民衆運動

Ⅲ 日本社会の平和と民主主義、そして歴史認識


 康宗憲(カン・ジョンホン)さんの講演録1本という珍しい構成の特集になりました。戦後80年、平和をテーマにした特集企画考えている中でこの講演を聞き感銘を受け、これからのとりくみを考える基礎として多くの方と共有できたらと考えました。聞くのが辛い事実も多く、自分自身に突き刺さって来る問題提起が続きました。けれども、康宗憲さんの語りには、苦しい事実だけれど、共に直視することで生まれてくる共生、連帯への呼びかけが感じられ、どんな小さな一歩も大切に、誇りをもって市民の歴史をつくっていこうという熱いメッセージがありました。

語られる韓国の戦後80年の激動の現代史が日本の政治・経済と表裏一体のことだと改めて知るとともに、権力者の都合のよい言説に流されないよう、本当の事実を知り伝える努力を続けたいと思いました。

ひとりでは難しくとも、「はらっぱ」は隠されている事実が集まる原っぱでありたいと思います。故鈴木祥蔵初代所長から紹介された「荒れ野の40年」(ドイツ、ヴァイツゼッカー大統領終戦40周年記念演説1985年)を思い起こします。「過去に目を閉ざす者は、現在も見えない」。

 沖縄慰霊の日(6月23日)に朗読された城間一歩輝さんの「おばあちゃんの歌」、広島平和記念式典の子ども代表、佐々木駿さんと関口千恵璃さんの「平和への誓い」。いずれも、事実を体験してきた人の思いを聞き、伝え続けて、平和をつくっていく、と述べられていました。

子どもたちの闘う宣言だと受け止め、私たちおとなも共にと思います。少し長文ですが、康宗憲さんの語りかけに耳を傾けていただけたらと思います。

(田中文子)

 

保育の根っこ(28p)

地域における保育園の役割①/蕨川晴之



子どもの現場から(32p)

18歳未満にも選挙で応援する自由を/竹島一心



政策を読む(36p)

こどもは親を知る権利がある

―赤ちゃん取り違え事件の原告勝訴・東京地裁2025年4月21日判決を受けて/海渡雄一



教育は、今(40p)

通級で出会った子どもたち

~クラスとつながる通級をめざして~①/田中千晶



日常のメディアを読み解く(44p)

連載第25回 見えないものを探す旅/西村寿子



政治の原則は“こどもをまもる”(48p)

連載第21回 愛について/安冨 歩



書評(56p)



情報BOX~子ども・若者をめぐる動き(58p)



編集室(60p)

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