『はらっぱ』2026年3月号 特集:部落問題と向き合う
特集:部落問題と向き合う
子どもの権利条約と「同和」教育/森 実
差別は「私」の問題だと問い続けるところから/今村 力
1の力×100人=100で社会を変えていく/上川多実
知り合い、つながれる地域づくり ~もう、ごはん食べたんか?~/藤本真帆
アナーカ部落フェミニストによる戸籍・結婚・子ども談義/のぴこ・川﨑那恵
子ども情報研究センターは、1960年代・70年代の部落解放運動から生まれた保育・教育を問い直す取り組みが基盤となって生まれました。競争に勝つ強さを求めて、あるいは「開発」「発展」を担う人づくりとしての保育・教育政策を問い、人権の観点・人間の解放を求める「同和」保育・教育の取り組みは普遍的な課題だと考えて、「子どもの人権・反差別・平和」を考える市民の拠り所をと1977年にスタートしました。その活動のひとつとして機関誌『はらっぱ』を編集・発行してきました。
部落差別は、日本の歴史、人権、民主主義を考えるとき避けては通れない問題だと考えています。差別の現れ方は時代によっても変わり、見えにくくなっている側面もあります。「部落差別は昔のこと」、問題にすることがかえって差別を助長しているのだという「寝た子を起こすな」論、よく分からないから「部落問題には触れない」等々、部落問題が「無化/無いことにされる」風潮を強く感じます。
部落問題と向き合う方々に寄稿をお願いしました。原稿を読むと、部落差別が、今、厳にあることが分かります。そして、部落差別に向き合って社会を変えようとしてこられた先人たちの生き方に勇気をもらうこと、また、今、向き合おうとする人とのつながりがあたたかな希望になることが伝わってきました。
部落差別とは何か? 部落解放とは何をめざしているのか? 自分と切り離すことのできない部落問題の奥深さを知り、もっともっと学び、話し合っていきたいと思いました。
(田中文子)
はらっぱの大事なコト・モノ/前田公美
中学校職場体験で自衛隊‼ありますか?/清水悦子
子ども・子育て支援金制度から見えること/近藤亜矢子
「子どもの声を聴く」ことが「共に生きる」教育の出発点/濱元伸彦
連載第27回 ドキュメンタリーが伝える無かったことにはできない“歴史” /西村寿子
連載第23回 映画『砂の器』とハンセン病差別/安冨 歩
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